発作性上室性頻拍・カテーテル・アブレーション(29)

手術後の執刀医の説明の続きです。

造影剤による検査の結果、
発作の原因部位が本来心臓の規則正しい拍動を起こす大事な場所に大変近かったので
完全には熱で焼くことは出来なかったそうです。

れ以上熱を加えると心臓が拍動しなくなってしまう(つまり心停止です)になるので、
極力その発症部位の近くとそれから余分(異常)な電流が流れる
回路を焼いたそうです。

この結果、発作が仮に起きても異常な電流が流れる回路が存在しなくなるので、
頻脈発作は起きないわけで
す。

実際、手術後もふっと以前から経験している発作の前兆のような感覚が起きるのですが、
それ以上には進みません。
ちょっ
と胸(心臓)がグッと詰まったような感覚だけが残りました。

ところで、この自分の心臓の映像を見て自分の人生の中でも1・2に入るような

別な感動を受けました。

それは、この脈打つ心臓を見ていると、
私の意識とは関係なく生まれてから死ぬまでずっと、そして

んなことがない限りその存在を感じることも無い心臓が
自分の体の中で営々と拍動しつづけるんだなあ!!!

ということを改めて感じ
て、生きていることのとてつもない感動を受けました。
正直言いますと、ちょっと涙が出るほどでした。

一通り説明を受けて、明日
(月曜日)の午後の退院が許可されました。

いやあ、嬉しいものですね。

出来るなら病院などと一生縁が無いのが一番の幸せ
ですから。

今日は良く眠れそうです。

つづく

ハート先生の心電図教室より引用
(画像は
リンクされています)

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