発作性上室性頻拍・カテーテル・アブレーション⑲

手術中盤

発作の元凶となるポイントを探すために微弱電流が流されます。
これを繰り返す訳ですが、ただ、強制的に発作が起きるので
場合によっては心臓の動悸が急に遅くなったりします。

それと、X線で見ながらの作業なので電流を
流すと同時に、
血管中にカテーテルの先から造影剤が流されます。

手術中ずっと体中に造影剤を入れるのではなくて必要なときに流す
そうです。

これが実はとってもあったかいのです。
ファーと心臓の辺りが暖かくなります。
最後の段階でちょっと多目の造影剤が入れられたときには身体中が熱くなります。

不思議な感覚です。

作業中に何回か言われたのですが、
『気分が悪くなったら言ってくださいね!』と

そうなんです、実際に何回目かの時に急に心臓の動悸
が遅くなって
冷や汗が出始めました、ちょっとは我慢したのですが?
どんどん血の気が引いていきます。

『すみません。気分が悪いんですが(タラーと冷や汗が)』というと
『わかりました。直ぐに薬を打ちますね』・・・

と言われたのですが、その間にも鼓動は落ちていくし、
どんどん気分は最悪!
血の気が引いていって冷や汗タラタラです。

多分1分くらいだと思うのですが、その間のすごーく長いこと、長
いこと!

やっと、薬が効いてきて気分が落ち着いてきたのですが、
両手は動かせないし、冷や汗は流れているし、顔は覆われいる
し・・・
『すみませんが、顔を拭いてもらえませんか?』・・・
汗を拭いてもらって、ついでに顔を覆っている危惧を少しのけてもらってやっ
と一息!
でも首筋にカテーテルが挿入されているので動かせません。
これって結構しんどいです。
       ・
       ・
       ・
この後どれくらいの時間が経ったのでしょう!

もう観念しました。
このあと少しうつらうつらとしているようです。

薬が効いてきたのかな?

やっと、カテーテルで
の発作の元凶が解かったようです。

つづく

ハート先生の心電図教室より引用
(画像はリンクされています)

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