笹子トンネ事故で問題になっている「つり天井方式」ですが、
換気方法としての「横流換気方式」は個人的には換気の方法としては問題ないと思うのですが!
ただ気になる点があります。
それは「吊る」だけにしたことです。
「フェイルセーフ」の観点からすれば天上からつるすだけで無く、それが無い状態でも支えられるような構造を考えなかったことだと思います。
今回の事故後いろんな報道の構造図で見ると、トンネルの両端では高さ方向の壁で支えられているわけですから、多少コストがかかってもコンクリート盤の中央側を工夫してアーチ型のように自重で支えられる構造にすれば、少なくともコンクリ^との耐用年数間はそれ自体で支えられたはずだし、その上で中央の金属で吊るせばもっと安全であったと思うのですが?
それとも、わずか40年ほど前の空前の高度経済成長期であったはずの日本の土木技術はこんな程度だったのかなあ???
高度経済成長の時代に「ただ造れば良い」的な経済性とスピード性だけで造られた公共構造物は、今日本中にあふれていると思います。
事実、全国の交通信号も老朽化が進んでいていつ倒れるかわからない?とか・・・
この国は国民の生命を犠牲にしてしか成り立たないような上っ面だけの平和と福祉の国にいつからなったのでしょう?ねえ