35・6歳ころ夜寝ていて寝返りをしたとき思い出すのも苦しいですが、
ものすごい眩暈がしてもんどりうつような吐き気を催しました。
胃袋を押さえて、背中を丸めてじっと我慢しているとスーッとおさまっていきました。
え!今のは何?何か悪いものでも食べた?
思い当たることも考え付かずその日はそのまま眠りました。
しかし、それから毎日寝返りを打つたびに眩暈と激しい嘔吐に見舞われました。
どんどん睡眠不足になっていきます。
仕事がとっても忙しい時期でそのまま我慢して仕事を続けていましたが、半月も1ヶ月も続きました。
夜になると眠るのが怖くなって硬くなって横になっていました。
眩暈は天井がぐるぐる回るような気持ちの悪いものでした。
さすがに1ヶ月くらい経ってようやく病院に行きました。
3・4件は違う病院を回りましたが、どの病院も何にかよくわからない投薬だけで、
明確な病名など教えてくれませんでした。
発症から2ヶ月くらい経ったでしょうか、とあるちょっと大きな病院に行ったときに次のような検査をしました。
① 聴力検査
② 耳にお湯を入れる検査
③ その他
この2番目の検査がもうたまらん。
横に寝て耳にお湯を入れるんですよ。
激しい眩暈がしてなんと気分の悪いことか。
検査結果でやっと病名がわかりました。
『メニエル』です。
なに?そんな病名聞いたことも無い。
そうなんです、この当時まだ世間では『メニエル』という病名は一般的ではありませんでした。
これから、約半年間以上『メニエル』とのお付き合いが始まりました。