発作性上室性頻拍・カテーテル・アブレーション(25)

術後の苦痛②
前回お話したようにカテーテルの後は止血のため強くテーピングされています。

上半身は背中から鳩尾までびっしりと        下半身は右足が動かせ
ないほど

太股の方はまだましなのですが、首筋のテープが大変痛いです。

家族も帰って、一人で8時間を過ごそうとすると実は何もすることが無いのです。

昔から言いますが人間というのは忙しいときはいいのですが、
暇になると実は余計なことを一杯考えるようですね。

ところが、今回はじっと上を向いて気を紛らわすのに水分を取る以外何も無いのです。
で、つい痛みのことが気になります。
と言うよりとっても痛いのです。

どこが痛いかと言うと、背中・首筋の喉仏の所・鳩尾のところです。
テープの下が痛いのです。
思いっきり皮膚が引っ張れているのです。

3・4時間は我慢しましたがとても無理です。
看護士を呼びましたが、何もしてくれませんでした。
というか方法が無かったみたいです。

24時を迎えて砂袋ものけられて、
少し横を向いても良くなっても痛みはぜんぜんなくなりません。

夜中の2時頃に余りの痛さに、自分でテープをはがそうとしましたが上手くいきません。

ついに夜中の3時頃に当直医師が来てくれて、テープを緩めてくれて少し楽になりましたが、
テープの後の皮膚が【ベロ】っとめくれていました。

今度はその部分が包帯にすれてヒリヒリ痛みます。
看護士が大きめの透明なシート状のものを張ってくれて少し楽になりました。

結局このまま朝まで痛みで一睡も出来ませんでした。

どれくらい時間が経ったか携帯を見るのですが、5分と時間が進んでいません。
気を紛らわせるために、大好きなフラメンコを録音しておいたミュージックレコーダーも
もう3回以上聞いてしまいました。
(1時間半くらい録音しておいたのに!)

実はこの後1ヶ月近くテープ端の部分の皮膚がめくれてなかなか治らずに
とってもいたい思いをしました。

朝を迎えるまで体は強張るし、皮膚は痛いし・・・
散々でした。

実はカテーテルの傷口の痛みは余り感じませんでした。
首筋も太股(鼠蹊部)もカテーテルの箇所は麻酔が効いていたみたいです。

朝になって一般病棟に戻るまで我慢!我慢!でした。
きっとやせたと思います。

つづく

ハート先生の心電図教室より引用
(画像は
リンクされています)

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