C型肝炎⑧ 検査入院②

さて、【生態検査】は割と短時間で終ったのですが、

この後8時間の安静が待っています。

これが大変です。
ただ単にベッドの上で横になるだけではないんです。
どういう風に大変かと言うと上を向いたまま、動いてはいけないのです。

そうなんです。横を向いてはいけないんです。
これって結構いやいや想像以上に苦痛ですよ!

なぜ、横を向いたりしてはいけないのかと言うと、
肝臓という臓器は大量の血液が流れています。
ですから、【生体検査】の注射針が入った後から出血などしたものなら
そのための処置を受けなければならないそうです。
そうなると大事になります。

そのために上を向いたまま8時間の難行苦行が待っているのです。

人間は普段夜寝ているときでも自然と何回も寝返りを打ちます。
ですから、朝起きたときでも体の強張りや硬直感が残らずに起きられるのですが。

じっと上を向いていなければならないとすると
まず、じわっと腰が痛くなります。
次に背筋の筋肉が硬直してきます。

これが、一筋縄ではいきません。
腰の痛みは最初のうちは我慢できるのですが、
痛みが段々と我慢できなくなってきて、苛立ちに変わります。

誰かに腰の下に手を入れて貰いたいのですが、
なにせ初めてのこと家族は側に居ません。と言うか帰ってしまいました。

ナースコールもあるのですが、そうそう呼ぶわけにも行きません。

ゴルフボールが付いた【孫の手】を持ってきてもらおうと思って、
側においてある携帯で家族に電話しても出ません。

余り痛みが強いと痛み止めの注射かなにかして貰えるそうなのですが、
1時間やそこらでお願いするのも気が引けてしまいます。

テレビが横にあってもずっと顔を向けていると今度は首が痛くなってきます。

2時間・3時間・4時間・・・まだ苦行が続きます。

 つづく

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